こんにちは、Mrhappyです。先日ですがめったにない経験をしました。私がいつも通学に使っている電車の中で20代くらいの男性が急に倒れたんです。私は緊急通報ボタンをすぐに押し、車掌に連絡をとりました。その時の反省なども併せて書きたいと思います。
発生時の状況
日曜日の昼頃、私はいつものように名鉄電車に乗って名古屋駅へと向かっていました。ご存じの方は少ないと思いますが名鉄の線路は、名古屋駅の1つ前の高架駅である栄生駅から地下駅である名古屋駅に向かう際トンネルに侵入します。
電車が栄生駅を通過してトンネルに入ったあたりで、立っていた若いカップルの男性がゆっくりと倒れました。女性が心配そうに声をかけていますが突然のことでパニックになった様子でした。
車内は座席がすべて埋まるくらいの混雑度でしたが、おそらく医療関係者の方がいらっしゃらなかったのでしょう、行動を起こす人がいませんでした。私はまずは車掌に知らせることが大切だと思い、緊急通報ボタンを押しました。
電車は緊急停止し、車掌に状況を報告。何やら本部と連絡を取り合っている様子で電車は名古屋駅まで移動するとのこと。
名古屋駅へ到着すると駅員さんが数人車いすを準備して待機していました。私は連絡先を残してあとは駅員さんにお任せしました。
良かったこと、反省点を考察
「良かったこと」
- 人が倒れた状況において真っ先に通報ボタンを押した
- 意識があることを確認した
- 周りの男性客に患者の搬送補助を依頼した
- 救急車の依頼の指示を出した
「反省点」
- もうすぐ駅に着くなら緊急通報ボタンで電車を止める必要があったのか(今回の非常ボタンは電車を停止させるものだったが、車掌との通話するだけのものであればよかったのかもしれない)
- 他の車両に医療関係者がいるか確認する指示を出すべきだった
- 駅に着いたらAEDを取りに行く人を割り当てるべきだった(実際は必要なかったが)
- 回復体位のやり方が分からなかったので患者にとらせることが出来なかった
電車内で急病人に遭遇したときにすべきこと
緊急時にとるべき行動を自分なりに考えてまとめてみました。一応とるべき行動の順に並べたつもりですが最適かどうかは分からないので詳しい方がいらっしゃいましたら教えていただけるとありがたいです。
- 駅員や車掌にすぐ連絡する
- 意識を確認、回復体位、必要であれば心臓マッサージ
- 救急車を要請する
- 医療関係者を探す
- AEDの手配を要請する
- 周りの人と搬送などの役割分担
回復体位
よくよく調べると回復体位は患者に意識がある場合は患者の最も楽な体制にすべきらしいです。ただしもしものために調べて掲載しておきます。出典:日本赤十字社
救助者側にある手を横に出しておきます。
傷病者の肩と腰に手を当て静かに横向きに引き起こし、大腿部で傷病者の体を支えながら、下あごを前に出して気道を確保します。
傷病者の上側の膝を約90度に引き寄せ、傷病者が後ろに倒れないようにします。
この体位で舌根沈下や吐物による窒息を防ぐことができます。
まとめ
今回のことで分かったことは、協力するつもりがない人が誰一人としていなかったこと。お願いをすれば協力してくれます。必要なのは的確な指示を与え、リーダー的な役割を果たすことのできる人だと思いました。たまには急病人に遭遇したときに自分がどんな行動をとるべきかイメージしておくといざという時に適切な行動がとれると思いました。では!